◆ 2023年 8月17日 1004回 例会 ◆
「第2790地区 第3グループガバナー補佐 訪問」
例会場:ホテルニューオータニ幕張

  国際ロータリー第2790地区第3グループ ガバナー補佐 海寶勘一様
              国際ロータリー第2790地区第3グループ ガバナー補佐担当 大森薫様

 
   村田 秀喜 会長  
 
本日は第3グループガバナー補佐・海寶勘一様、ガバナー補佐担当・大森薫様、ご来会ありがとうございます。ガバナー補佐訪問はガバナー公式訪問の2週間前に、ガバナー公式訪問の予行練習といった意味合いで開催されていました。今年度は鵜沢ガバナーの意向でガバナー補佐はもっとグループ内の各クラブの例会に参加してください。そのクラブの一員のつもりでクラブの問題を一緒に考えてくださいとのことで、例年とは少し違うご訪問となります。お食事のあと海寶ガバナー補佐より卓話を頂きますが、一方通行の卓話ではなくシンポジウム方式で会員の皆様との交流を図りたいとのガバナー補佐の御意向です。いままでとは違う雰囲気での例会となりますが皆様どうぞよろしくお願いいたします。






 
   [例会]  卓話
    国際ロータリー第2790地区第3グループガバナー補佐 海寶勘一様
        「鵜沢ガバナーが目指すクラブ活性に向けて」
  
 
  鵜沢ガバナーはクラブの活性化の為に、「Bring up Engagement エンゲージメントを育もう」と、地区テーマを明確に提示されました。目指すは、ロータリアン自身の成長と各クラブの活性化です。その為にはクラブビジョンを明確に共有させて、中長期にわたる戦略計画の構築をもって、将来のクラブ計画と目標を明確にさせることが大切になります。時にはロータリーの芽生えや歴史を遡ってみることも価値があります。併せて自クラブの未来を見据えることは、過去に戻ってクラブ草創期の事を学ぶことも意義があることだと思います。現状のクラブ会員一人一人が元気に愉しく学びあい、信頼し合う仲間と共に活動を生みだすこと、その前向きな姿こそが、クラブと会員との愛着心を生み出し頑強にして、会員の皆さんの意識向上や資質の向上に結びつけることができます。この波状効果といいますか、会員間の意見交流を通して相互間の切磋琢磨によって素晴らしい貢献意慾の高まりと自己研鑽が深まります。自分が属するクラブとしての帰属意識は強く誇りあえるものになってくれるでしょう。もちろんのこと、入会歴によっても、意識の持ち方によっても個々に違いがありますが、クラブへの愛着心があればこそ、時間経過は様々ですがクラブ環境の向上によって、帰属意識や貢献意慾が一気に高まることに結びつきます。会員一人一人が向上心に目覚めて、ロータリー活動の素晴らしさを再認識できれば、世界へむけてロータリーを愉しむことが高まりますし、新しいロータリーファミリーが増えてくれます。その為にも、各会員はロータリアンとしての自覚と責任を果たし、時々に戒める意識を持ち高める必要があります。その為の機会は身の回りに数知れない環境があり、果敢に身に着けるメリットを知って、学び取る意欲を高まることがロータリアンの責任でもあると思います。身近にあるロータリーの学びの場は、地区委員会の開催行事に多く参加したり、時々にMy Rotaryを検索したり、時にはRI日本事務局に教えを乞うてみたりとか、ロータリーの友誌やガバナー月信やロータリー文庫から様々な新しいニュースをつかみ取って、自分なりの解釈を深めることを楽しみにしたいものです。時々に開催するRIや他地区が主催するセミナー等も素晴らしい学びの機会になります。知識や情報だけでなく、他クラブや他地区の多くの新しいお仲間を見つけ出すことも、愛着心や帰属意識を深める良き機会になります。新年度からは、「研修=Training」から「学び=Larning」へと変更され、一層ロータリアン自身の自覚を高めることを求められるようになりました。インターネットの便利な公開情報を活用させ、今ではどこにいる方でも自由に交流が可能になっています。それ故に、ロータリーの入会歴に関係なく、交流も自ら果敢にロータリーの愉しみを広めることが出来るようになっています。と同時に思うことは、今こそ自らがロータリーと一層深く関わる愛着心を心掛けていくべきでしょうし、責務感を増すべきだと思います。今こそ、クラブ活性とは何のことか?具体的にどのようにすればよいのか?と自問自答し、クラブ内で気軽に語り合う時間を増やすべきでしょう。
千葉若潮ロータリークラブの皆さんはクラブ例会にどのような心がけをして例会に参加されていますか?
おそらくは、入会歴や経緯によって違った意見がお持ちだと思いますが、ロータリーに対峙して居る心がまえによっても評価が大きく違ってくるのだと思います。
鵜沢ガバナーが目指すクラブの活性化を思う時、我々はクラブ例会には、どのような心構えで参加しているのか? 自クラブの現況評価はできる環境があるのか? 自クラブの良い点と悪い点を具体的に評価し、改善にむけて対話ができているのか? クラブ活性を目指して中長期で改善する時、具体的にプランやビィジョンを語れるのか? クラブの仲間と気軽にビィジョンを語り、中長期の活動計画として戦略計画の立案を構築させているのか? もっともっと気軽に話題にして日常の中で和をもって語り合う必要があるようです。
会員とクラブ、クラブとグループ、グループと地区が相互に愛着心を深めあい、帰属意識を深め合い、互いの成長のために貢献意慾を高める意識を強めていけば、必然的に鵜沢ガバナーのテーマに結実します。会員一人一人がキャリアや世代を超えて、それぞれの立場で自問自答してみましょう。例会では会員同士が尊敬しあい、自分自身の胸襟を開き、子供のような素直なこころに成れる意識変革の意欲をもって、クラブ仲間の意見に素直に傾聴する純粋な心がけをしたいものです。善意な志で胸襟を開いて語り合う時間からは、お互いが尊敬しあう友情がめばえ、真の仲間として人間形成に大きな影響が享受されます。
しかしながら日々の現実は厳しく、事業や商売の基本は利益の追求があたりまえの時代背景があり、損得勘定が優先させる厳しい経済環境がありますが、クラブ例会時だけでも思考の転換を一旦切り替えて、善悪を基本とする自己研鑽の学ぶ姿勢が自分を成長させて、ロータリー活動の誇りと自負が身につくことを実践させてみたいものです。いつの時代も利だけを追い求めるのでなく、先ずは人として信となる真心を深めることが大事なことであることは誰でもが認めることでしょう。先達が構築してくれたロータリーも誕生して118年間を迎え、200を超えた国と地域があるなかで、今こそ日本人ロータリアンの賢人が、草創期に学んだ指針を読みかえすことも価値があると思います。一人一人の会員が意識してこそロータリアンらしさが輝きます。何故にクラブ例会が定期的に開催されるのか? 例会出席の意義を確りと認識し出席する必要があります。常に相手を思いやる優しさ、常に地域社会に目を向ける心がけと奉仕の実践が、自然にクラブ活性につながるのだと思います。真心や寛容といった精神的向上は、切磋琢磨する自己研鑽する環境があればこそ身に着くことですので、例会の役目は学び取るのでなく、感化を受け会得し習得しやすい場として、居心地の良いクラブを目指し、元気なクラブ及び仲間となる友を誘えるクラブを意識したいものです。第3グループの各クラブとロータリーファミリーはワンチームとして、一致団結して認め合い愛着心をもって気軽に交流できる場を構築させましょう。クラブ会員数の増強や維持は、あくまでも目的でなく手段です。クラブ活性の為に一人一人の会員が、真のロータリアンになる戒めをすることで損得勘定でなく、善悪基準を大切にして、互いに喜び合える学びのロータリーを自覚していきましょう。先ずはクラブ活性化の本道だと信じ、真剣になってクラブ現状を語り合う機会を構築させたいものです。鵜沢ガバナーの輩出クラブとして、活気あふれる素晴らしい千葉若潮クラブのご活躍と、クラブ発展をお祈り申し上げます。