◆ 2021年 10月7日 941回 例会 ◆
例会場:ホテルニューオータニ幕張

  国際ロータリー第2790地区第8グループ  2020-21年度ガバナー補佐 大塚榮一様

 
  佐々木宣雄 会長  
 
皆様、今晩は。
そしてお久しぶりです。
まず初めに、第5グループ鈴木G補佐本日はお忙しい中、当クラブ例会にご来会並びに卓話をしていただけるということで、誠にありがとうございます。
鈴木G補佐の卓話に関してはまた後程述べさせてもらいますが、まずは皆さんお元気でしたでしょうか?
7月より今年度がスタートし、当初は順調かと思われたのですが、8月に入り緊急事態宣言の発令ということで結局9月末まで延長され、2か月間例会も休会を余儀なくされました。
他クラブさんもそういった形をとったクラブが多かったそうです。
致し方ないといえばそうなのですが、プログラムのほうもなかなか進めることができず、この2か月間浅野幹事と共にやきもきした気分で過ごしていました。
とりあえず緊急事態宣言も解除され、今後も予断を許さないような状況は続くとは思いますが、皆さんの元気なお顔も拝見することができ、ひとまずほっとしているというのが正直なところでございます。
さて、本日は第5グループのG補佐を務めていらっしゃる君津ロータリークラブの鈴木壮一様に卓話を行っていただきます。
10月は米山月間ということで例年ですと米山奨学生に卓話をしていただくことが多かったのですが、それはそれで頑張っている奨学生の話を聞くことでこちらも勉強になることが多かったのも事実です。
色々考えたのですが、今年度に関して申し上げますと年度初めに皆様もご承知の通りロータリー財団、米山記念奨学会への寄付・送金の方法を変更させていただきました。
今まで無記名でのクラブからの一括送金としていたものを記名式での個人での積み立て方式での送金と変えさせていただきました。
ここに至った経緯は何度も繰り返しとなってしまい恐縮なのですが、今まで月初の例会で何となく自動的に集められていた財団や米山への寄付を完全に自分の意思で自分の名前を書いて記名式にし、それを積み立てながらの寄付・送金をすることによって財団であればポールハリスフェロー、米山であれば米山功労賞の取得等、個人のモチベーションにつながるようなものにし、本当の意味で意義のある寄付にしたいと思ったからであります。またそうすることによって財団であったり、米山記念奨学会への興味につながりそこを勉強することへもつながるのではないか、またそれはクラブの活性化にもつながるのではないかと思ったからであります。
そういったことを年度初めに決めさせていただいたこともあり、今月米山月間の卓話は奨学生の卓話ではなく、米山記念奨学会について知っていただこうと思い、それにはどなたに卓話を依頼すれば良いのかというところからスタートし、鵜沢PP、清水PP、原田会員と地区で活躍されてる方に相談させていただいた結果、全員一致で鈴木G補佐なら間違いないということを伺いまして卓話を依頼させていただきました。二つ返事で快く受諾していただいたことに改めて感謝申し上げます。
鈴木G補佐、この後宜しくお願い致します。
長くなってしまい申し訳ないのですが、もう一点、皆様にご報告しておくことがあります。
先ほど開かれた理事役員会で承認されたことなんですが、後程浅野幹事より理事会報告として報告されるとは思いますが、一点だけ私の口からご説明させて頂きたいことがございます。
冒頭からの財団・米山への寄付・送金へとつながる話なのですが、先ほどもご説明させていただいた通り、今まで当クラブでは財団・米山への寄付・送金をクラブ単位で行っておりました。
その際、ポールハリスフェローや米山功労賞を所得したい会員がいた場合、これに関しては当クラブでは今まで当該年度の会長や直前会長にお願いするパターンが多かったのですが、クラブからポールハリスであれば400ドル、米山功労賞であれば40,000円のクラブ補助を出すという決まりとなっておりました。
これはクラブ細則の中の附則、国際奉仕活動基金の中でうたっております。
これに関しては今までクラブ単位での寄付・送金という形をとっていたわけですから自然な流れとして皆さん受け止めておらっしゃったと思います。
結論から申し上げますと、この項目を削除さていただくこととなりました。
これには大きく分けて2つ理由があるのですが、1点は今後皆さんが記名式で寄付を積み上げていって財団であれば600ドルに達した時点で従来なら400ドルの補助をもらいポールハリスフェローを取得することが可能だったわけですが、これを続けてしまいますと予想での話で誠に恐縮ですが、ある一定の時期にそんなに少なくない人数での申請が起こることが予想されます。
これは米山功労賞の申請に関しても同じことが言えます。
これを繰り返し行っていると、基金の枯渇へとつながってしまうというのがまず第一の理由であります。
第二の理由としまして、私にとってはこちらのほうが大きいのですが、記名式で個人での寄付という形に切り替えたわけですから、自らの意思で自らの負担でより意義のある寄付というのが本来のあり方ではないかという結論に達したからでございます。
もう1点同じく附則の変更をさせていただきました。
今までクラブとして送金していた際、前期後期と年に2度送金するわけですが、送金する際なるべく切りのいい金額で送金をするため端数を切り上げて送金をしておりました。
この切り上げの部分の資金を基金のほうから補填する形をとっていたわけですがこれを個人に置き換えて個人名にて送金する際に生じる端数を1ドル単位で切り上げる時の補填を基金のほうから支出するという形に附則を変更させていただきました。
幸いにも理事役員会での反対はございませんでしたが、これは私の年度に私が決めさせていただいただけなので今後数年後会長になられた方がその時点での情勢を鑑みてまた改正されるということもあるかと思います。
附則の変更・削除という重要な決定事項であったため私のほうから説明させて頂くという形をとらせていただきました。
大変長くなってしまい申し訳ございませんでしたが、会員皆様のご理解とご協力をお願いいたしまして会長挨拶に代えさせていただきます。
ありがとうございました。


 
     浅野賢一 幹事  
   
 
 
   8月 清水隆 砂沢和暁 村田秀喜 各会員
               9月 浅野賢一 紺野浩幸 鈴木賢治 土屋大陸 各会員
              10月 伊藤愛彦 清水隆 伊奈徹 小金澤庸晃 田村健 中路泰博 中野聖子 各会員
 
 
















清水隆 会員コメント
こんばんは
第2790地区第5グループガバナー補佐 鈴木壮一様 本日の講師卓話よろしくお願い致します。
結婚祝いありがとうございました。 私も62歳になりました。
奥さんにご迷惑をかけ続けて いつ捨てられるかとヒヤヒヤしておりました。
奥さんへのご恩返しは、鵜沢ガバナー年度を大成功に収めてから徐々に頑張って行こうと思っています。

 
     9月 中路泰博 会員
               10月  清水隆 鈴木章浩 各会員
 
 

 
  ~米山奨学事業「絆」・「地域社会」・「世界」をつなぐ~
            米山記念奨学委員長 鈴木荘一様
 
 
本日は歴史と伝統ある千葉若潮ロータリークラブにお招き頂きありがとうございます。昨年度まで米山記念奨学委員長を拝命しました鈴木荘一です。浅学非才の私ですが何とか2年無事過ごすことが出来ました。私もガバナーに随行して会長幹事と話していると、地区の今後の話になって、たとえば地区編成についてとか、またSRFについての話になります。その時に梶原ガバナーは鵜沢ガバナーノミニーの事を称して「躍動的、実行力のある方」と会長幹事会でお話聞きます、以前、私が地区の米山奨学会を担当させて頂いたときも親子3代祭りのときは毎年米山奨学生がお世話になるのですが、当時の鵜沢ガバナー補佐の時は大変豪華で奨学生も喜んでいたと聞きました、豪胆なガバナーを支えるクラブという事でクラブの皆さんも準備が大変だとは思いますが私も地区の会員の一人として鵜沢年度を楽しみにしています。
【ハラスメントについて】
「寄付の推進」「奨学生の育成」が二大名目であるという事ですが、今後は各地区の運営面では多様化するハラスメント対策と最近では奨学生の肖像権について留意する点等、地区の危機管理委員会と連携しながら進めていく事が大きなウェートを占めました加えて奨学生の活動中の保険の見直し等の問題も頂きました。
現在有力大学が国際ランキングを重視することで授業が英語で行われるなど授業の国際化が進み、日本文化に触れる留学生が少なくなり、日本社会・日本人とも限定的な付き合いになるなっている現状でカウンセラー制度のある米山奨学金制度の役割は今後更に重要度、社会的な必要性が高まっていくと考えています。今までの「母国と日本の懸け橋」というと祖国に帰国し、そして両国との懸け橋になってもらう考えになりがちでした。しかし、昨今の事情や現役奨学生の将来の構想を聞くと、若いうち、働けるうちには日本に留まる考えの奨学生が多い気がします。人材確保の国際競争が始まる中、こうした留学生が国内で働く、留学生で国力を維持していく時代になっていることを改めて認識しました。様々な選択の中で米山奨学会を選んでいただいた奨学生の皆さんにはかけがえのない奨学生生活ロータリーライフを送って頂きたいと思います
台湾やモンゴルでの世界大会に参加して、『米山卒業生が政官財とあらゆる分野で中心的な役割を果たしている、そして多くの学友の皆さんが米山奨学生であったことに誇りを持ち、感謝しています、全国の委員長会議でも「14億円という寄付を託す会員皆さんの思いがかなえられるようにしてほしい」』との要請が毎回ございました。このように思いが結果として表れるまでには大変な時間を要します、現在の奨学生への取り組みは「未来への投資」という事を実感できるようにご理解、ご周知に努めていきます。
近年では各地区で言われている「米山の壁」があります。一般的には米山の壁とは寄付金事業にありがちですが地区寄付金の還付率ですとか、困窮型支援にしてほしい、親日国の方を増やしてほしいという要望、受給期間が過ぎると連絡なしなどがあげられます。)*ちなみに還付率につきましては90%前後の還付率でございます
先日終わりました東京オリンピックパラリンピックでは千葉県の山武市がスリランカのホストタウンになりました。その中心的な役割をしたのは米山学友会のサジーワニーさんです、サジーさんは250人のスリランカの貧しい家庭の子どもたち日本人の里親を繋げる教育支援やきれいな水を飲めない地域の教育機関やお寺に浄水器を設置する活動を地道にご夫婦で行っております。そうした活動をしているサジーワニーさんを支援するロータリアンで地区にスリランカクラブというスリランカへの奉仕やビジネス支援を目的にした同好会があります、具体的には毎月1000円の学用品などの支援をすることで子供たちが学校に行けます、中には遠く離れた井戸を2往復するだけで一日が終わっています子どももいるそうです、最近ではそうした里子を回るボランティアの人がコロナウィルスにより命を落としたという話も聞きます、ビジネスというと少し誤解が生まれるかもしれませんが、日本に来て奨学生として勉強した後母国に帰っても仕事のない奨学生や地元で里子が働く場がないので働く場を提供する場所を作るという意味です。事業と奉仕を両輪で回さないと後進国では持続可能な活動は出来ないと思います。今、ベトナムの奨学生を中心にベトナムのそうしたフェローシップ委員会も立ち上がろうとしています、この奨学生たちは技能実習生として日本に来たけど働き口がなく身を寄せている寺院の活動に貢献できるようなもの、また将来的にベトナムでロータリークラブを作るという思いで始めるようなことを聞きました。そもそもこちらの活動は私が国際奉仕委員長をしているとき、ガバナー事務局に「剣道の防具を一式ネパールに送りたいんだけどロータリークラブさんは世界的な活動をしているお手伝いしてもらえませんか?」というお問い合わせが来たことがそもそもの発端です、地区で各クラブがどのようなことをしているか?逆に先進的な地区ですと例えばベトナムならこのクラブやこの組織、アフリカならこの人、この委員会とか割り振りできる地区もあると聞いています、地道ではありますが毎年一か国出来ていけば地区にとっても画期的な活動体になるのではないかと思います。モンゴルやネパールどんどん増えていけばなという思いがあります。  このように地区でも米山の「恩」がぐるぐる環っていく「恩送り」が徐々にではありますが産声を上げています。
今や20000人に及ぶ米山学友会は大きな財産となっております。現役奨学生皆さんには、将来ロータリーのファミリーに入って活躍することを念頭に、ロータリーを理解して頂き、有意義な活動して頂きたいと思います。またこうした奨学生生活を未来永劫続けるには地区会員皆様からの浄財なしには為しえません。梶原ガバナーの掲げる地区内個人平均寄付額15,000円達成(昨年度地区内クラブでの達成率約40%)に向け、委員長皆様はじめ関係者のご理解ご協力をお願いしますこれは普通寄付金4000円に加えて特別寄付金11000円を合わせた金額です。
 次々年度鵜沢年度を支える皆様にはこれらの数字が自然とロータリアンからの自発的な奉仕でまた経験豊富なロータリアンだけではなく入会間もない会員方々にも和を拡げて地区内の米山事業へ対する熱を高めて頂ければと切にお願いします。鵜沢ノミニーもノルマに捉われず誇りを持ってこうした活動をしていこうと地区の会議でもお話しされています。
 今後は若潮ロータリークラブの皆様には地区の中心的なクラブとして誇りを満たす活動が待っていると思いますが第5グループはじめ地区の会員皆様へ変わらぬご指導ご鞭撻をお願いし、卓話を終了します、ご清聴ありがとうございました。