◆ 2021年 12月9日 947回 例会 ◆
「年次総会」 2790地区ガバナー公式訪問 
例会場:ホテルニューオータニ幕張

 
  2790地区ガバナー 梶原 等様
第3グループ ガバナー補佐 清田浩義様
第3グループガバナー補佐幹事 大野雅章様
千葉RC 小林幹彦様 

 
   佐々木宣雄 会長  
     
 
 国際ロータリー第2790地区ガバナー 梶原等様
 
   
2021-22年度 第2790地区ガバナーを拝命しました梶原等と申します。
千葉RCに所属をしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年度はグループ再編の件、ガバナー補佐選出の件で地区内のクラブの皆様をお騒がせしました。唐突な話であったことに改めて反省しお詫び申し上げます。
又、その再編等に関してご理解を頂きました皆様には改めてお礼申し上げます。
今年の1月に地区リーダーシッププランDLP特集号を月信で発行しました。
ここで改めて地区のリーダーシッププランについて話をさせて頂きます。
それでは、2790地区の歴史を振り返りましょう。

当地区は1951年、東京RCをスポンサーとして千葉RCが設立され、その後県内各地に
クラブを作り展開してきました。
それから70年が経過しました。会員数のピークは1997年に4337名を数え、クラブ数ではちょうど2000年に85クラブが存在しました。今はどうかと言いますと2021年7月1日現在、会員数は2665名、クラブ数は82クラブです。
この一年で60数名の退会がありました。
そこで地区は戦略計画委員会を立ち上げ、ガバナー、エレクト、ノミニー、デジグネート、更には直近のパストガバナーとでメンバーを構成しました。
地区事務所の課題や、グループ再編の件、あるいは地区として取り組むべき各種プロジェクトについて話し合って方向性を検討しています。
地区としての課題は何と言っても各クラブの会員数の維持拡大とクラブの強化です。
それには地区リーダーシッププランDLP、クラブリーダーシッププランCLP、クラブ戦略計画や地区戦略計画があります。
昨年より引き継いだ課題にはガバナー補佐の負担の平準化やグループ再編、ガバナー補佐任命に関する事です。昨年は周知不足により大きな混乱になり、グループ再編は延期に、そしてガバナー補佐の選出に関しては課題が残っています。
そして、地区グループの再編会議では今年度中に具体的な案を示し、それを各クラブへ周知し、具体的なアクションに結びつけるための準備をします。
そして2022-23年度には地区内へ周知し、広域的なクラブ間の交流を図ります。
2023-24年度には再編実施に向け一定の方向性を示します。
具体的には地区内を4つのブロックに分け、ガバナー補佐同士が横の連携を取りやすくすると共にそのことによりガバナーとの綿密な連携にもつながりその事からクラブの活性化にと役立てていきます。
又ガバナー補佐の選出がもっと自由に柔軟になる事が望まれます。
これらを今年度各クラブともう一度協議して参ります。

それでは、地区 リーダーシップ・プランを確認しましょう。
DLPには以下の役職者に明確な責務と任務があります。
「ガバナー補佐」「研修リーダー」「地区委員長」「クラブリーダー」
DLPによればガバナー(エレクト)は、ガバナー補佐を任命しそのガバナー補佐が担当するクラブを決め、そのクラブ群をグループと呼びます。

ガバナーに変わって担当するグループ群のゼネラル マネージャー
R Iや地区の意向などを具体的に各クラブへ向けて発し、サポートすることが役割です。

ガバナー補佐の役割(ミッション)とは・・・
1. 会員増を見据えた会員拡大計画(戦略)を具体的に
2. 財団・米山への寄付地区目標に関する対応と周知徹底
3. クラブ奉仕プロジェクトについて具体的サポート
4. 中期・長期計画(クラブ戦略計画)の策定
5. 例会の出席率向上・クラブ会員基盤の向上
6. 女性会員・ローターアクター等の交 流活性化
7. クラブの長所 (注目ポイント)を強化します!
これらがガバナー補佐の役割です。

そして、2021年度ガバナー補佐の方々には以下の事を依頼しております。
1.ロータリー地区情報研究会
新会員に職業奉仕を示しましょう!
2.IMは会員基盤向上セミナーとして奉仕プロジェクトや会員増強のインパクトのある
事例を皆で学びましょう
(2つ以上のグループで広域的な集まりを!!持っていただきたい)
3.環境保全プロジェクト・ポリオ根絶及びコロナ終息祈願プロジェクト等・ロータリー広報公共イメージのPRも兼ねて地区としての奉仕プロジェクトを実施して参ります。

そして、2021-22年度 2790地区 スローガンを以下の様にさせて頂きました。
昨年度はグループ再編の件や、ガバナー補佐選出の件で地区の中が殺伐とした空気がありました。話が唐突であった等、もう少し相手の立場に立って物事を考え行動すればそのような事にはならなったと反省をしております。愛情をもって接するという事を今一度見つめ直す意味でも、愛他精神、愛他主義である“Love Other Spirit”を地区のスローガンとさせて頂きました。そしてサブタイトルとして、~繋ごう次世代へ夢のある未来に向けて~ とさせていただきました。
私達ロータリアンも次の世代にロータリーを渡していかなければなりません、受け継ぐ将来のロータリアンに対して、夢を語らなければなりません、夢ある未来を見せていかなければなりません。健康で安全な地球を、地域を次の世代に渡していかなければなりません。
それが出来るのが私達ロータリアンです。
そんな思いを合わせてスローガンとさせて頂きました。

それでも、ロータリーの基本は職業奉仕です!serviceです。
しかし今はTAKE・ACTIONの時代になりました。
ベテランのメンバーは若いメンバーには職業奉仕を伝え
若いメンバーはベテランメンバーにTAKEACTIONを理解してもらってください。
その事がロータリーを輝かせ次の世代に繋ぐ事に結びつきます。

此処で私の職業奉仕の話をさせて頂きます。
私の職業は建築設備設計です、ここ数年はロータリーかもしれませんが・・・
ロータリーで培った経験が今に生きています。
私がロータリーに入会した当時先輩ロータリアンを見て私も将来は先輩ロータリアンの様に業界団体の役職を受け自らの職業の更に延長線上で活動していきたいと思いました。
このロータリーで学ぶことにより、会社の若い社員を育てることに繋がり業界団体の役職を受け、県や国との連携も図れる仕事が出来るようになりました。
これらはほぼ同業・近い業種のクラブの先輩が背中を見せてくれたからです。
職業でも次の世代に繋ぐ為に奮闘中です!

さて、話は変わります。
私達ガバナーはガバナーに成る為の最後の研修である国際協議会へ参加します。
その国際協議会場入り口の懸垂幕の標語です。
以前は「ENTER TO LEARN GO FORTH TO SERVE」(入りて学び、出でて奉仕せよ)(1947-48年度S.ケンドリック ガーンシーRI会長テーマ)
と記されていました。
私はコロナ禍の為にアメリカには行けず、バーチャルでの国際協議会でしたが、バーチャル上のステージにも「JOIN LEADERS EXCHANGE IDEAS TAKE ACTION」
(リーダーたちが集まり、アイデアを出し合い、社会のために行動しよう)
今はこの様に大きく変化してきたのです。

改めて、国際ロータリーはロータリーのビジョン声明を発表しています。
私たちロータリアンは世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を 生むために、人々が手を取り合って行動する世界を目指します。

そしてロータリーの戦略的優先事項と目的は以下の通りです。
1. 「より大きなインパクトをもたらす」
2. 「参加者の基盤を広げる」
3. 「参加者の積極的な関りを促す」
4. 「適応力を高める」
その為には“大きな意識改革”が必要なのです。

大きな変化と言えば昨年12月の事です。
国際ロータリーが組織改革の発表をしました。
いつの間にか国際ロータリーも組織運営の在り方を見直す時期に来たようです
100年続いた地区制度を刷新する様子
Shaping Rotary‘s Future  “S R F” ロータリー未来形成
2018年7月にSRF委員会が発足
2020年12月に発表され2030年から改編案実施予定です。
具体的ははっきりしたことは解りませんが以下の事が発信されています。

国際ロータリー“未来形成”(SRF)について
国際ロータリーは100年以上続いた地区制度を見直し
言語圏や文化圏等に分割した約40のリージョン(Region)に分かれ、1リージョンには 30~40セクション(Section)
世界に1500 のセクションが生れまれるということです。
構想・日本には102のセクションが生れる予定です。
セクションにはセクショナルリーダー(任期は2年で、選挙で選出します)
リージョンにはリージョンカウンシル(任期は3年で、選挙で選出します)
このように大きく変化する様です。
詳しいことがわかりましたら改めて通知します。


時代は変革期を過ぎ、既に新しい時代へ突入しております。
ロータリーも新しい変化に対応していかなければなりません。
時代の先を進まなければなりません。
次の世代に夢を繋いでいくのは“Mover‘S(変革者)”である私達ロータリアンなのです!

此処で改めて確認です。
ロータリーの本質は?( service fellowship )親睦と奉仕。
私達が向かう先は?どこでしょう。輝く未来でなければなりません。
本質は決して忘れず、形の変化は恐れずに柔軟に!(多様性:Diversity)
胸を張って“ロータリアン”として活動しましょう!!
地域に頼られるロータリーになりましょう!
多様性:Diversity・公平さ:Equity・開放性:Inclusionをもって
流石ロータリー、ロータリアンって言われる為に! 高潔性;Integrityを大事にしましょう。

そして個々のロータリアンが私の職業奉仕を語りましょう。
語り合いましょう。そして伝えましょう!
流石ロータリアンって思われる様に自信をもって行動しましょう!

更に基本となるクラブは、RIや地区の変化に対応できる事です。
自立したクラブである事です。組織の変化に柔軟に対応できる事です。
各ロータリアンはロータリーの基本理念であるSERVICEを実践する事です。

今年度国際ロータリーのテーマです。
2021-22 国際ロータリーテーマ
SERVE TO CHANGE LIVES
奉仕しようみんなの人生を豊かにするために 
です。
シェカールメータ会長はこの様にメッセージを発信しました。
奉仕とは自分が住むこの空間に支払う賃貸料であると。
Serve is the rent I pay for the space I occupy on this earth
Love for others   他の人の為に生き
Care for others 世話をし
Serve others    奉仕する事です。
ヴィヴユーカーナンダ インドの宗教家
誰かを助ける時その人に恩を施しているとは考えないでください。実際にはその人たちがあなたに恩を施しているのです。
私たちが世界から預かった恩恵への恩返しの機会を与えてくれている。
人生では与えるもの、“つかえる者”になりなさい。与える時もつかえる時も常に謙虚であり“与えさせて頂けますか”。“つかえさせて頂けますか”とお願いをする気持ちになりなさい。
誰かの為に生きてこそ人生は価値がある。
Only a life lived for others is a worthwhile
と仰っています。

そして以下のプロジェクトにチャレンジします。
一つは会員増強です。
Each One Bring One 
つまり会員一人が一人を入会に導きましょう
目標は、120万人⇒130万人へ17年間で達成
できなかった事をこの1年間で達成させるというビッグプロジェクトです。

そして、女子のエンパワーメントです。
世界の中には女子という事で差別や不利益を強いられている。
女子の教育、健康、経済的発展のスキルを与えましょう。
女性ロータリアンの活躍が国際社会を変えていきます。
日本のロータリーは女性メンバーにもっと機会を与えましょう。

3つ目は“ロータリー奉仕デー”です。
2つ以上のRC、RAC、IACが参加し25%は、市民団体や地域の人々の参加を促す。
ロータリー7つ重点項目で奉仕活動をお願いします。

最後にもう一度シェカールメータ会長の言葉を確認します
船は港に居れば安全です。船の目的は港に居る事ではありません。
大海に出てこそ船の目的が成就されるのです。
変革者である我々は冒険でありメンテナンスではありません。
私達は奉仕し、みんなの人生を豊かにするためのパワーと魔法を持っています

TAKE・ACTION & CHALLENGE

1年間どうぞよろしくお願い申し上げます。

 
   第3回クラブ協議会
 
  ※今後のクラブ運営について  

会長 佐々木宣雄












2023-24年度ガバナー 鵜沢和広
本日の梶原ガバナーをお迎えしてのクラブ協議会に際しまして千葉若RCの会員がが2023-2024年度に向けてどのようにあるべきか私の考えを申し上げます。
 ガバナー年度のホストクラブになるという事は2790地区の要になるという事です。
会員各自が何が出来るか、何がしたいのかを考えて自発的に行動する事が大切です。そしてガバナーホスト年度を楽しみ満足して終われるようにみんなで力を合わせて頑張りましょう。そして、会員数も40人を目指して仲間を増やして参りましょう。



2023-24年度地区幹事長 大木英之
梶原ガナバーとは、鴨狩年度の幹事長を務めさせていただいたときの同期幹事会である並木会の宴席のなかで、地区幹事長、地区副幹事長、クラブ会長、ガバナーDG,ノミニー、エレクトを務めての体験談や地区の動向など多くの話を聞く機会がありましたが、正直自分がそのような立場になるとは思ってもみなかったので、真剣に耳を傾けておりませんでした。
今思うと本当にもったない機会であったと思いますが、今後ご質問・ご相談できる機会を大切にして、鵜沢年度への準備を進めていきたいと思います。

本日はその質問をできる機会なので、3つの質問を準備させていただきましたので、ご回答及びクラブへのアドバイスがあれば宜しくお願いします。
①2790地区のクラブの平均会員数は、32~33名でその標準的会員数のクラブが当クラブとなります。千葉RCや松戸RCのような会員数の多いクラブではなく、標準的な会員数のクラブがガバナー輩出クラブとなる上での心構えを、会員数が20名台であった佐倉中央RCの副幹事長としてサポートされた経験を踏まえて、教えていただければと思います。
②鵜沢年度に向けて、当クラブの各会員も「やらなくてはいけない」という気持ちは持っていただいていますが、具体的に何をどのようにやっていけばよいかがわからない不安な状態です。現時点でのクラブ会員へのアドバイスをいただければと思います。
③個人的な質問になりますが、幹事長年度に向けて、地区の会議や委員会などに参加させていただいておりますが、「ロータリークラブとは何だろう」と色々考えることがあります。
ガナバーが感じるロータリークラブの魅力や、ロータリークラブに入ってよかったことをお聞かせいただければと思います


2023-24年度会長 村田秀喜
2023 – 2024年度は鵜沢ガバナー年度であると同時に千葉若潮ロータリークラブにとっては創立25周年の記念すべき年度でもあります。その年度に会長としてご指名を頂き身の引き締まる想いでおります。
 現在、「25周年特別事業準備委員会」を組織して、石井勝利会員を準備委員長、佐々木会長、原田会長エレクト、そして村田の4名で準備を進めていいます。25周年目の単独ではなく、今年度からの3年に渡る特別事業だと捉えております。
 日程的には、25周年度の5月に「25周年記念例会」、6月にシンガポールでの国際大会への参加という流れでとてもダイナミックな1年になりそうです。
 地区大会、地区ゴルフ、国際大会など地区での仕事をこなしながらのクラブ運営になりますが、クラブ会長として、若潮クラブが今まで行ってきた「青少年ゴルフミーティング」や「カンボジアへの教育支援」など一つ一つの活動をしっかりと行い、次年度以降に承継をしていきたいと思います。
 また、会員増強についてですが、現在の会員数33名を25周年度にはなんとか40名に増強したく活動してます。同好会活動であるゴルフ同好会を通じての入会が多く、やはり同好会というフレンドリーな雰囲気を作りながら入会へお誘いをするという手法が有効かと思います。同じ同好会活動である野球部は現在休部中ですが、他クラブさんとの合同チーム結成も視野に入れて復活を目論んでいます。若潮クラブは、23年前の創立の前に既に野球部が活動していたという活発なクラブです。クラブの活動には直接に関係は無いかもしれませんが、この様な親睦活動を通じた会員増強などがクラブの礎になって今があると思います。
 3年前に若潮クラブがホストクラブとして創立した千葉マリンローターアクトクラブですが、コロナの影響で思うような活動が出来ていませんが、コロナの鎮静化に伴いその活動を軌道に乗せられるように支援していくつもりです。若潮クラブの例会やイベントへの積極的な参加を通じて、若者との交流を作っていきたいとおもいます。
 最後になりますが、鵜沢ガバナー年度、そして25周年へ向けての3年間の活動となり、様々なことが予定されていますが、6月の国際大会まで会員の全員で完走すべく頑張るつもりです。

※ガバナーへの質疑応答

※講評
 
   
梶原ガナバーを囲んで記念撮影