◆ 2022年 10月20日 974回 例会 ◆
「米山奨学生卓話」
例会場:ホテルニューオータニ幕張


   国際ロータリー第2790地区米山記念就学会学友会 PHAM THI PHUONG様
 千葉マリンローターアクトクラブ 会長 稲垣来夢様

 
   原田宗広 会長  
 

 皆様こんばんは。先日は2日間に渡り、地区大会の視察も含めお疲れさまでした。
とても良い地区大会であったことはもちろん、松戸クラブ様も協力的に接してくださいまして、大変参考になったことも多かったのかなと思います。来年は我々の番です。必ず良い地区大会になるように皆で頑張ってまいりたいと思います。改めて鵜沢年度盛り上げていきましょう。その鵜沢年度はすでに具体的に始まっておりまして、先週の土曜日は鵜沢年度の第1回ガバナー補佐会議が行われました。大木幹事長はじめ、清水副幹事長、佐々木副幹事長、浅野地区幹事、松原地区幹事と私も参加して参りました。12月からは地区委員長も含めた会議となって参ります。この会議も設営は我々のクラブが担う形となっております。
 来週例会前に行います地区幹事団の打ち合わせで、具体的な役割などについて共有できればと思っておりますので、ご案内が行っている地区幹事団の皆様におかれましてはどうぞよろしくお願いいたします。それだけではなく、我々がホストとなり、2月には地区チーム研修セミナー、3月にはPETS4月には地区研修協議会と3大セミナーがあります。各自が自覚と責任を改めて持っていただき、スケジュール調整も含めまして、会員一同で開催できれば良いのかなと思っております。皆で楽しみながら頑張りましょう。 そして本日のメインプログラム、米山学友会副会長のフォン様に卓話をして頂きます。 フォン様は米山や地区の青少年関連委員会の中では有名な存在で、実は市原中央RACに所属されおり、私が地区RA委員長の時にも地区役員を務められ、地区RACの中ではムードメーカーと言いますか、常に存在感のある方でございました。もちろん、今日フォン様の応援に駆けつけてくださっている千葉マリンの稲垣会長とも様々な取り組みを一緒に行ってきた仲であります。例会で米山のお話を聞くのは1年で一回あるかないかと思います。見識を深め、興味をもち、米山奨学会へより一層の支援ができれば幸いに思います。

フォン様今日はよろしくお願い申し上げます。



 
    伊藤愛彦・伊奈徹・小金澤庸晃・田村健・中路泰博・中野聖子 各会員  
 




 
  清 水隆・鈴木章浩 各会員  
   
 
 
   千葉マリンRAC 稲 垣来夢 様  
   
   
 
   [例会] 卓話 米山記念奨学会学友会 PHAM THI PHUONG ファム ティ フォン様
     「私の留学生活」と「米山学友会について」
 
  皆様、こんばんは!私は、第 2790 地区ロータリー米山記念奨学会学友会副会長兼会計担当のフォンと申します。市原中央ロータリークラブに大変お世話になっております。
原田会長よりご依頼がありまして本日、千葉若潮ロータリークラブにお伺いして、卓話をさせていただくのをとても楽しみにしておりますが。久しぶりに卓話をしますので、緊張いっぱいです。そして日本語がまだ未熟なので、うまくできなくても皆様のお心に少しでも残るお話が出来たらと幸い です。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
さて、卓話の流れとしましては、まず自己紹介と私の故郷について、私の留学生活、そして、ロータリー米山奨学生になった私 についてお話ししたいと思います。(では映像に移ります。) まずは自己紹介ですが、私は 26 歳です。出身はベトナムのワンナム(ダナンの近く)です。日本に来て、7年目になりました。現在、グランドニッコー東京ベイ舞浜の営業部に勤めております。社会人 2 年目です。趣味は旅行とスポーツです。旅行は国内外問わず、今までほとんど国内 47 都道府県の中、45 県ぐらい足を運びました(島根県と鳥取県まだ)。スポーツはホットヨガ、ゴルフ、スキー等です。現在、妊娠して在宅でヨガぐらいしかやっておりません。
 簡単ではありますが私の故郷についてご紹介いたします。私のふるさとは、ベトナムの中部(ハノイとホーチミンの真ん中ぐらい)にあります。ダナンリゾート地の近くにあり、そして古い町並みのホイアンとミーソン遺跡とフェー古都といった様々な世界遺産に囲まれて観光地としてよく知られ、非常に誇りに思っております。 「日本に留学したきかっけは当時、ベトナムの外語大学に入学する直前だった私は、母の一言で「日本に留学はどう?」と言われたからです。それで、日本に留学することを決めました。日本へ留学の理由は日本のアニメや漫画が好きだったからとか、若いうちに海外で暮らしてみたいからなどというものではありませんでした。正直に申しますと、ダナン外語大
学の日本語学科に受かったことと先進国である日本での考え方や働き方や社会の動き等を学ぶことは、自分の将来の夢に役立つはずだと考えたからです。」(聞かれたら答えます)
 では、次に日本で実際に留学生活を体験したことについて話していきたいと思います。 大学時代は様々な活動に参加していました。例えば、ダンスサークルや地域の方とのクリスマス会や母国について紹介するイベントなどです。特に、2018-2019 年度チーバくん大使に任命され、千葉県のたくさんの地方観光地を巡って、千葉の魅力を SNS に発信していました。そのおかげで日本のおもてなしの精神、考え方も深く理解できたように感じております。将来はベトナムと日本の架け橋となり、日本で学んだことをベトナムの人々に伝えていきたいと思っています。
 さて、2019-2021 年度にロータリー米山記念奨学金に選ばれたことは本当に何より嬉しく思います。なぜなら、学部生の自分にとって米山奨学金をもらうのに 2 段の選考(学内とロータリー)を終えなければなりませんでした。まずは、学内選考で、応募者の中、一人しか推薦されないため、何十人の内、書類上(作文)で 4,5 人ぐらい選ばれて、学内面接を受け、最終一人が残ることになります。次は例年 1 月頃ロータリー面接にてまた40,50 人の内、20 人ぐらいしか選ばれません。当日にならないとテーマわからないような作文をその場で書かなければなりません。その後、面接官との面接を受けます。最終的に選ばれるまでにとてもハードでした。結果待ちも大変ドキドキしましたね。この奨学金はお金をいただくだけではなく、毎月に世話クラブの例会に参加して、ロータリアン会員皆様とランチしながら母国と日本の異文化交流する以外に地区米山記念奨学会委員会によって開催される研修会があり、そこでいろんな国から集まる優秀な留学生と他のクラブのロータリアン方と研修受けながら、交流を深めることができました。他に年に 1 度米山記念館研修旅行があり、静岡へ向かいます。米山奨学金の起源について勉強、米山梅吉氏の歴史について研修します。さらに、世話クラブの家族例会やクリスマス例会などの参加しましたし、台北友好クラブの創立 25 周年記念例会にも一緒に行きました。こういう沢山機会があり、ロータリアン方や地区委員会などの多くの立派な方々と触れ合うことができました。この場で、リーダーシップの精神や社会人としてのあり方などを学ぶことができ、お金以上の計り知れない体験を得られると感じました。普通の学生が参加できないようなイベントにもたくさん参加することができ、たくさんの新しい出会いもできました。自分にとって人生の新しいページが開き、非常に幸せです(画像の通りです)。これらの体験を将来に生かして、使いこなせるように、今後とも一生懸命学んでいきたいです。 奨学生期間が 1 年半ぐらい終わったが、カウンセラーと世話クラブとの連絡を取り合い、世話クラブのイベントや活動などに積極的に参加しております。それに当地区市原中央ローターアクトクラブや米山学友会に入会し、ロータリーファミリーの一員として活動しています。2021 年度 RA地区広報委員長として当地区のイベントはもちろん、国内の他地区の RA年次大会や社会奉仕活動や交流イベント等にも参加して、たくさんの新しい出会いができ、より RA 活動について深く理解できました。役割を忘れず、各活動に参加後、SNS(Facebook,Insta)上にて活動報告を発信したり、千葉の RA 活動をより広めることができたように感じました。
 続きまして、米山学友会について話させていただきます。米山学友会について概要を説明いたします。皆様はすでにご存じかと思います。学友とは米山記念奨学期間を終了した元米山奨学生と現役奨学生によっ て組織されている会で。学友会は、日本では 33 団体、海外には 9(韓国・台湾・中国・タイ等にあります(2022 年 6 月末現在)。母国での海岸清掃や貧しい子どもへの支援などの奉仕活動を行ったり、ロータリークラブと連携しながら地域貢献活動を行っています。残念ながら、ベトナムにはまだありません。正式な学友会ではありませんが、ホーチミンには学友が集まって活発に社会奉仕活動を定期的に行っております。去年ベトナム学友グループに入会し、正式に認められるように東京のロータリアンさんと動いております。いい報告ができたら、お知らせします。 それでは、具体的に当地区米山記念奨学会学友会についてどういう組織か話していきます。現在、約 20 名がいて、会長(1 名)・副会長(3名)・広報担当・会計担当・一般理事で構成しております。役割として毎月米山記念奨学会委員会による行われる現役米山奨学生の研修会のお手伝いをしたり、後輩の相談役割として行ったり、年間に2つイベント(9月 BBQ 大会と 11 月クリスマス会兼ね忘年会)を主催します。そして、RCと連携し、様々な地域奉仕活動に参加します。例えば、山里の集い、ポリオ根絶の集い、海岸清掃、献血活動、千葉三大親子祭り等です。他に、地区の横つながり方針で、RA や青少年交換学生、インターアクト、財団学友等の活動にも積極的に参加しております。特に 2023 年 8 月 4,5 日につくば市にて 4 年ぶりの米山国際大会開催されます(2019 年モンゴルにて開催された)。関東 10 地区合同で協力し合って、準備しております。千葉学友も実行委員会の一員でありますので、ぜひ皆様のご参加とご応援の程どうぞよろしくお願い申し上げます。さらに、今後コロナが落ち着いたら、もっと海外との交流活動を復活させていきたいと考えております。今後の目標ですが、日本とベトナム、日本と世界の架け橋になり、国際的な社会貢献活動にできるだけ参加したいと思います。現在、市原中央 RC と力を合わせて、地区補助金申請しました。近辺のダナン RC に協力してもらい、母国の困っている生徒たちにパソコン支援プロジェクトを進めております。あと少しで完了になります。今後は山奥の貧困の子供に助けられるようなプロジェクトとしてグローバル補助金を申請する予定です。自分自身キャリアについて貿易会社を設立し、キャリアを安定させ、そして、次世代を支える役目を果たしたいと思っています。 これで卓話が以上になります。
ご静聴ありがとうございました。