◆ 2018年 11月15日  874回 例会 ◆
「ロータリー財団月間に因んで」
例会場:ホテルニューオータニ幕張

     地区ロータリー財団統括委員会副委員長 水野晋治様

 
     松原 正吾 会長

 
     村田 秀喜 幹 事  
  ■理事会報告

以下の4議案が出席理事・役員全員の賛成可決にて承認されております 。
1.12月プログラムの件
2.ロータリー財団寄付会員・補填の件
3.国際奉仕「カンボジア教育支援」事業の件
4.前回(10/4) 第4回定例理事会議事録承認の件

■幹事報告
11月26日のガバナー公式訪問ですが
12時から12時30分までがお食事タイムとなりますので
お間違えのないようお願いいたします。



 
   浅野賢一・大木英之・土屋大陸・豊田裕己・内藤定雄 各会員

 
   

 
    「ロータリー財団月間に因んで」講師:地区ロータリー財団統括委員会 副委員長 水野晋治様
 
  本日は「ロータリー財団」についてお話をさせていただきます。私は地区ロータリー財団委員会副委員長の水野晋治です。どうぞよろしくお願い致します。
最初にロータリー財団の基本的な事についてご説明します。
ロータリー財団の正式名称は「国際ロータリーのロータリー財団」と言います。
ロータリー財団の使命は、ロータリアンが、健康状態を改善し、教育への支援を高め、貧困を救済することを通じて、世界理解、親善、平和を達成できるようにすることです。
ロータリーの父がポール・ハリスであればロータリー財団の父はアーチC・クランフです。クランフは1917年のアトランタ国際大会で、次のように述べています。「諸々の社会奉仕を今まで通りに実行していくには、慈善・教育・そのほかの社会奉仕の分野において世界でよいことをするための基金を作るのが、極めて適切であると思われる」
後にこのビジョンを土台として誕生したのがロータリー財団です。彼の「世界でよいことをする」という言葉が、財団の標語となりました。
それから101年。ロータリー及びロータリー財団は彼のビジョンを受け継いできました。
次にロータリー財団のプログラムについてご説明します。
・地区補助金(DG)
地区補助金は、地元や海外の地域社会のニーズに取り組むための、比較的規模の小さい、短期的な活動を支援します。各地区は、この補助金を配分するプロジェクトを独自に選びます。1プロジェクト当たり30万円を上限
・グローバル補助金(GG)
グローバル補助金は、ロータリーの6つの重点分野に該当し、持続可能かつ測定可能な成果をもたらす大規模な国際的活動を支援します。補助金プロジェクトのスポンサー(提唱者)は、国際的なパートナーシップを組み、各地の地域社会のニーズに取り組みます。
プログラムの予算3万ドル以上。
・ポリオプラス
・ロータリー平和フェローシッププログラム
地区補助金の種類
地区補助金プロジェクト
地区補助金は、地域社会と海外において、幅広いさまざまな人道的・教育的活動を支援するものです。クラブが実施する社会奉仕活動や国際奉仕活動が該当しますが、一定の条件があります。
 地区補助金の対象となる活動は、次の活動です。
  ● ロータリー財団の使命にあてはまる活動
  ● ロータリアンが積極的に関与する活動
    地区補助金は、ロータリアンが柔軟性をもってプロジェクトに活動出来る 
    補助金で、地区財団活動資金( DDF )を通じて提供されます。
地区補助金奨学生
ロータリーの理念に即した修学と奉仕を志す「地区補助金奨学生」は所定の手続きにより募集選抜し、奨学金の給付等を通じて国際理解と世界平和の促進を支援します。
授与する奨学金の上限額は、20,000ドルです。外国語の勉強ではなく、1 学年(9 ヵ月間)学ぶ正規の学生。
(9 月1 日から6 月30 日までの新学期から大学・大学院で就学を開始する者)
今年度の地区補助金プロジェクトの一部をご紹介します。
今年度は33クラブより地区補助金への申請をいただきました。
地区補助金の活用先は教育(一般)に34%、地域社会の発展(一般)に31%。
教育関連だけで54%以上となります。
グローバル補助金プロジェクト
・グローバル補助金は、ロータリーの6つの重点分野に該当し、持続可能かつ測定可能な成果をもたらす大規模な国際的活動を支援します。プログラムの予算3万ドル以上。
・その他の要件  ロータリーの6つの重点分野に該当する事。
グローバル補助金奨学生
ロータリー財団が定めた6つの重点分野のいずれかに合ったキャリアを目指し、大学院レベルの研究目標もそれに沿ったものであり、海外の大学院で勉学する意欲ある留学生に対し40,000ドル(DDF2万、WF2万)を上限に奨学金を授与します。
ポリオプラスは、国際ロータリーの特別プログラムであり、撲滅の認定が達成されるまでは、ほかのすべてのプログラムに対して優先されます。(ロータリー章典40.010.)
ポリオの基本的知識
ポリオ「急性灰白(かいはく)髄炎」は「脊髄性小児麻痺」または、「小児マヒ」とも呼ばれ、ポリオウイルスによって発生する疾病です。名前のとおり子ども(特に5歳以下)がかかることが多く、麻痺などを起こすことのある病気です。しかし、子供だけではなく大人も感染します。大人が発症すると重症化する傾向があります。
・野生株ポリオウイルスは1型、2型、3型の3種類
・野生株2型ウイルスは1999年に撲滅
・野生型3型も2012年を最後に発生がない
※1980年に世界保健機関(WHO)により根絶宣言が出された天然痘に続いて WHOが根絶のために各国と協力して対策を強化している疾患です。
感染経路
ポリオは、ポリオウイルスが人の口の中に入って、腸の中で増えることで感染します。増えたポリオウイルスは、再び便の中に排泄され、この便を介してさらに他の人に感染します。成人が感染することもありますが、乳幼児がかかることが多い病気です。 潜伏期間は3~21日です。
症状
感染者の90~95%は症状が出ません(不顕性感染)
200人に1人に下肢麻痺が出現し、そのうち5-10%が呼吸筋麻痺により死亡すると言われています。
治療
残念ながら特効薬などの確実な治療法はありません。麻痺に対しては、残された機能を最大限に活用するためのリハビリテーションが行われます。
2017年通年ではポリオ発生状況はパキスタンで8例(前年20例)、アフガニスタンで14例(前年13例)、ナイジェリアでは0例(前年4例)合計で22例でした。
今年は1月1日~11月6日現在でパキスタンで8例、アフガニスタンで19例となっております。
世界からポリオを撲滅する取り組みは、1985年、世界に先立ってロータリーが「ポリオプラス」を立ち上げたときに始まりました。1988年にロータリーは世界ポリオ撲滅推進活動(GPEI)の創設パートナーとなり、以来、世界保健機関(WHO)、ユニセフ、米国疾病対策センター(CDC)、ビル&メリンダ・ゲイツ財団とともに撲滅活動にあたっています。
ロータリーがこれまでポリオ撲滅活動に投入した資金は17億ドル以上。この資金は、世界26億人の子どもへの予防接種に充てられてきました。
大勢のロータリー会員が、資金面での支援だけでなく、自ら予防接種活動にボランティアとして参加しています。こうした懸命な取り組みが功を奏し、1988年に35万件だったポリオ発症数は、2016年にはわずか27件となり、99.9%以上減少しています。
ゲイツ財団のポリオ撲滅プログラム責任者ジェイ・ウェンガー氏が、伝染病の研究者としてポリオを永久に撲滅することがどれほど重要なのかを語っています。
1930~1950年代に起こったポリオの脅威がどれほど大きかったかを理解しなければなりません。
夏がやって来ると、親たちは、自分の子供が病気にかかってまひを引き起こすか命を落としてしまうのではないかと怯えていました。最初のワクチンが1955年に出たときは医学の奇跡と称賛されました。
ポリオウィルスは脊柱の中にある細胞を侵します。
その細胞が一度破壊されると、脳から筋肉に伝達する手段がなくなり、曲げたり伸ばしたりすることができなくなります。肺や横隔膜の筋肉に影響が及ぶと呼吸ができなくなります。
ウイルスは人の体内でしか繁殖することができず、排出されるまでの数週間から1カ月ほどしか生きられません。ウイルスは便とともに排出されますが、一度人の体から出るとウイルスが生きられるのは1~2週間です。その間に次に感染させる人を見つけなければ、ウイルスは次々に死んでいきます。感染の連鎖を断ち切る事ができれば…
では我々にできることは何でしょう?
第1にポリオプラス基金に一人30ドル以上の寄付です。
次にアドボカシーです。
アドボカシーとは特定の問題に対する政治的提言や政策提言の事です。
SNSでの拡散・募金活動など
続いてロータリー平和フェロープログラムについてご説明します。
ロータリー平和センターはポール・ハリスの平和への願いを受け止め創設されました。一世紀にわたり国際平和を謳ってきたロータリーが初めて、正面から平和貢献の為に立ち上げたプログラムです。
世界の100以上の大学を専門の委員が調査し7センターを作ることに決定しました。
ロータリー平和フェローは毎年世界競争制のもと国際関係や平和研究、および紛争解決の分野の修士号取得プログラム(15~22カ月)に50 名、専門能力開発修了証プログラム(3カ月)に50 名が選ばれ、世界の7 大学に設置されている6 つのロータリー平和センターで研究を行ないます。
次にロータリー財団への寄付ついてご説明します。ロータリー財団への寄付は大きく分けると年次基金、ポリオプラス、恒久基金、その他基金に分かれております。中でも年次基金には毎年ご寄付をいただく必要がございます。年次基金寄付は、ロータリー財団への寄付の基盤です。地区補助金プログラムの主な資金源等になります。当地区では会員1人当たり150ドルを目標に寄付をお願いしております。
年次基金寄付は3年後にシェアシステムにより地区財団活動資金(DDF)と国際財団活動資金(WF)に50%ずつ配分されます。DDFは地区の裁量の下に「地区補助金」、「グローバル補助金」、「ポリオプラス」や「ロータリー平和センター」への寄贈等に全額使われます。
年次基金が今日の財団プログラムを支える一方、恒久基金は明日の財団プログラムを確かなものとするために、元金には手をつけず投資収益のみを使います。
ポリオ(急性灰白髄炎(きゅうせいかいはくずいえん)いわゆる小児麻痺)は、身体麻痺の後遺症をもたらし、時として命さえも奪う伝染病です。この基金は、ポリオを世界から撲滅するという目標を達成するために利用されます。治療法のないポリオに対する最善の対策は予防です。ロータリアンはこれまで、122カ国、20億人以上の子どもたちへのポリオ予防接種を支援してきました。わずか60円ほどのワクチンで、一人の子どもを生涯ポリオから守ることができます。ポリオ撲滅のための基金「ポリオプラス」へは毎年1人当たり30ドルの寄付をお願いしています。
当地区の寄付の目標額(日本の目標)は年次基金へ会員一人当たり150ドル、ポリオプラスへ会員一人当たり30ドル
ロータリー財団では皆様の寄付に対し感謝の印として様々な認証レベルと認証品をご用意しています。
ポール・ハリスフェロー(PHF)やベネファクターなどが主なものです。
ポール・ハリス・ソサエティ会員とは毎年1,000ドル以上をご寄付いただく事をお約束いただくことでご入会いただけます。
PHS会員には、その貢献を称えるための特別な襟ピンが贈られます。
今後当地区ではPHS会員の拡大に今後力を入れていきます。
次にシェアシステムの具体的な金額をご説明します。
3年前の年次基金寄付総額は343,352ドルでした。
㋐343,352ドル×50%=171,176ドル
㋑前年度の恒久基金の収益の50%=30,698ドル
㋒前年度の繰越金90,552ドル ㋐~㋒の合計が地区財団活動資金で292,426ドルとなります。
そこから地区補助金へ99,334ドル、グローバル補助金へ85,000ドル、ポリオプラスへ50,000ドル、ロータリー平和センターへ25,000、予備費として33,092ドルの配分を計画しております。
次にシェアシステムのシェアという言葉の意味を改めて見てみましょう。
分け前、取り分という意味の他に出し分、割り当て、負担、役割、参加、貢献という意味も持っています。
次に寄付金の現状についてご説明していきます。
地区ごとに会員数が違います。寄付総額ではなく1人当たりの寄付額で比べてみましょう。
昨年度1人当たりの寄付額は全国34地区中、17番目という結果でした。
次に関東地方の地区で比べてみましょう。
関東地方の地区の状寄付況はどうでしょう?2790地区は関東の地区の中で2番目低いという結果です。
過去5年間の平均を調べてみました。5年間の平均が121ドルという結果でした。
関東地方の10地区中、10番目という結果です。なんとも悲しい結果です。
ロータリーは寄付団体ではございません。しかしこれでいいのでしょうか?
「シェア」分け合う反面負担もしあうものです。
確実に関東の平均を下げています。いや、日本の平均も下げています。
次に地区の状況です。昨年度年次基金寄付の総額は378,875ドル。1人当たりの平均は137.12ドル(全国平均 ドル)。昨年度も1人当たりの寄付目標は150ドルでした。これを達成されているクラブは26クラブ。未達成クラブは57クラブという結果でした。また、最も多いクラブで1人当たり542ドル。最も少ないクラブで1人当たり14ドルでした。数年前までは100倍以上の差が開いのですが、年々格差は縮まっては来ています。
年次基金寄付の推移は7年間では昨年度が一番多く、次は2011-12年度でした。
3年後の地区の社会奉仕、国際奉仕活動の活性化のために寄付ゼロは勿論、1人当たり150ドル以上のご寄付のご協力をお願い致します。
また、注目するところは「寄付ゼロクラブ」です。2、7、14、1、0、0、0となっています。
昨年度も2年連続日本国内から寄付ゼロクラブをなくすという快挙を達成しております。
現在日本国内クラブ数2,259クラブ1/2,259クラブを当地区から出さないようくれぐれもお願い致します。
最後に皆様のクラブの寄付実績を見て行きましょう。
昨年度の年次基金寄付一人当たりの寄付実績は83クラブ中45番目で106.97ドルでした。
引き続き一人当たりの寄付目標へのご理解ご協力をお願い致します。

26ドル50セントの最初の寄付が行われて以来、財団の資産は約11億ドルにまで成長し、これまでに30億ドル以上の資金が、世界中の何百万人もの生活に変化をもたらすプログラムや奉仕プロジェクトに投じられてきました。
「世界で良いことをしよう」その第一歩は皆様の寄付から始まります.