◆ 2019年 5月28日  892回 例会 ◆

例会場:ホテルニューオータニ幕張

     大木 英之 会員  
 
私が事務所への通勤で使う京王線は5月最終週は日本ダービーの宣伝一色となります。私も学生の時に一度だけ生で日本ダービーを見たことがありますが、そのときはウィニングチケットという馬を操る柴田政人騎手の悲願のダービー制覇に当時の大金5,000円単勝1点勝負に出て、ゴール前しびれるような接戦に大声を上げて声援を送り、勝利の美酒を飲んで帰りました。今年から来年にかけて日本では、柔道世界選手権、ラグビーW杯、ゴルフのゾゾツアーチャンピオンシップ、東京オリンピックとスポーツのビッグイベントが控えております。なるべくチケットをとって、しびれる勝負を生でたくさん見たいと思います。 




 
   鴨狩 睦 会員 「米山記念奨学会について」  
 
2002年4月から制度改編が実施されました。
前年に行われたロータリアンと大学関係者への調査結果やその後のフォーラム・セミナーを経て、事業目的や選考基準において経済的貧窮度よりも複合的優秀性を持つ留学生を支援したいとの声が大きく上回りました。2006年の制度改編の基礎調査においても同様の調査結果になりました。財団設立当初からの事業目的が、2度の調査で具体的に確認された事で、救貧型奨学金の役割から人材育成(組織、地域、社会、国、世界の)良きリーダーの育成重視へと舵を切った事になります。
富裕層に奨学金を支給するのは如何なものかというご意見もありますが、米山奨学金は「優秀で将来、日本と母国(世界)の懸け橋になる外国人留学生が対象」です。
富裕層、ロータリアンや政府高官の子弟、いずれの場合におきましても応募制限をしておりませんので、合格すれば受給資格があります。又、圧倒的にアジアからの留学生採用数が多く、かつて開発途上国と言われた国々が顕著な経済成長を果たしている現状におきまして、経済的に困窮していない留学生が増えているとの印象を持たれている可能性もあります。一方で、経済的に困窮している学生が、海外留学で特に生活費の高い日本への留学は困難という現実があります。なぜ日本に留学し、どのような目標を持っているかという部分に関心を持ってい頂きたいと思います。
 毎年7月初旬に指定校30校の学生課の皆さんをお呼びして、新規奨学生採用学校説明会を開催しています。説明はロータリーについて、奨学事業の内容、選考基準、学内選考での注意点、奨学生の義務などについて説明します。それを受けて、各大学内で学生課による選考の説明会を行い推薦者を決定します。その後、面接の準備としてガバナーを交え10月頃に面接官オリエンテーションを行い、1月初旬に新規奨学生(約40数名)の書類並びに面接選考試験を行います。
 反日の国からの学生に何故奨学金を?というご意見もありますが、奨学金募集において特定の国・地域を排除してはいません。事業の使命は、日本と世界を結ぶ懸け橋となって国際社会で活躍し、ロータリー運動の良き理解者となる人材を育成することとしています。
どの国からの奨学生であれ日本で学びたいという夢を持って来日しています。国籍で判断せず、又国家間の問題を個人に置き換える事なく、一人でも多くの日本人の理解者、日本の友人を作ることこそが、この米山奨学事業の使命であると考えます。
 約2万人の奨学生のうち博士号取得者は3,568人。最新の終了生アンケートでは「経済的に支えられた」との回答95% 奨学生になって良かった理由は「時間をかけて研究できるようになった」「お金にかえられない素晴らしい体験ができた」などが挙げられています。
米山奨学金を得たことで、アルバイトをせず研究や勉強をする時間を手に入れ、熱心に勉学や知見を広めるために活動に取り組んでいることは、奨学金が適切に使われているといえます。